碧水ホール ガムラン プロジェクト 2006 マルガサリ 楽舞劇[桃太郎]全5場通し公演
日時:2006年9月10日(日) 13:00開演(12:00開場)  場所:甲賀市碧水ホール
チケット:前売@2000 / 当日@2500 (学生前売@1000 / 当日@1500 / 小学生以下無料)

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   また、『桃太郎』は東南アジアに広く受容されている『ラーマーヤナ』の物語と非常に似ています。加えて、モーツアルトのオペラ『魔笛』とも共通点がある。将来には世界公演ツアーをもくろんでいる私たちとしては、こういった共通の地平をもっている物語でやることに大きな意義があります。  
 
momo06-02-1.jpg  制作には、音楽監督として野村誠氏を迎えました。彼のユニークな音楽づくりは定評があり、『桃太郎』作曲においてもほとんど楽譜を使用せず、メンバーとの討論の形で作られてゆきます。 第1場はザ・フェニックスホール(大阪市)と碧水ホール(滋賀県水口町)の支援により、昨年9月24日、29日に上演されました。おじいさんが山に柴刈りに、おばあさんは川に洗濯にゆくという、おなじみのシーンから始まります。 すると大きな桃が流れてくる。森の精、桃の精の踊りののち、桃から赤ん坊が誕生する場面までが第1場です。 第2場は、桃太郎が成長してゆくシーンです。村の日常生活が描かれるのですが、特に「お田植え神事(おんだまつり)」に焦点をあてました。 奈良県は今日でも「おんだまつり」の盛んな地で、マルガサリ代表者である中川真は奈良県全域で「おんだまつり」の調査を行い、今回の上演の参考資料としました。各神社に協力のお礼を申し上げたいと思います。 この調査で興味深かったのは、すでに農業が主産業ではなくなっているところが大半であるにもかかわらず、実に真剣にまた楽しく「おんだまつり」をなさっていることです。そのことの意味を考えてみたいと思いました。 本日の第2場では、「おんだまつり」からいつしか現実の風景へと移行してゆきます。稲も豊かにみのり、村人たちが盆踊りを楽しんでいると・・・・。・・・・その結果、太郎は「桃太郎」になります。 第2場は本日が初演です。まだ、猿やキジ、犬は登場してきていません。これから毎年、1場ずつふやしてゆき、完成まで5年かかる予定です。 momo06-02-3.jpg
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主催:甲賀市教育委員会 / 甲賀市碧水ホール
後援:インドネシア共和国総領事館 / (有)ナルナセバ
協力:ティルト・クンチョノ / ブルーウェイ(株)



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