マルガサリ
margasari
 大阪府豊能町の「スペース天」を拠点として1998年に誕生。ジャワの古典音楽を規範としながら、先鋭的な現代作品にまでレパートリーを広げる。野村誠、北浦恒人、ウィル・エイスマ(オランダ)、ヴィンセント・マクダモット(アメリカ)、マイケル・アスモロ(インドネシア)、ヨハネス・スボウォ(同)らがマルガサリに新作を寄せ、さらにインドネシア芸術大学との舞踊劇『千の産屋』、障害ある人との『さあトーマス』など、多くの共同作品を生む。2003年にCD『ガムランの現在 Vol.1』をリリース。2007年3月のザ・フェニックスホールでの公演では「ガムラン・コモンズ(共有地)」という概念を提起し、朝日新聞、讀賣新聞の演奏会評で好意的に迎えられた。2008年に『桃太郎』のインドネシア公演を予定。
 
中川真(企画)
 1998年にマルガサリを設立以来、代表をつとめる。ガムランをシスワディ氏(インドネシア芸大)に師事。著書『平安京 音の宇宙』(平凡社)でサントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞を受賞。京都国際現代音楽フォーラムのディレクターとしての活動により、京都府文化賞を受賞。2001年にNHK教育テレビ人間講座を担当。2003年に小説『サワサワ』(求龍堂)を上梓。最新刊に『サウンドアートのトポス』(昭和堂)。舞踊劇『イザナギとイザナミ』(2002)の監修・演出など。大阪・船場アートカフェのマスター。大阪市大大学院文学研究科教授。インドネシア芸術大学、チュラロンコン大学でも教鞭をとる。
 
野村誠(音楽監修)
 1996年にガムラン作品『踊れ! ベートーヴェン』を作曲以来、数多くのガムラン作品を生み出してきた。NHK教育テレビ「あいのて」(監修、出演)で、子供と音楽の可能性をラディカルに提案。第1回アサヒビール芸術賞受賞。著書に『即興演奏ってどうやるの』、CDに『せみ』『しょうぎ交響曲の誕生』などがある。作品は、イギリス、オランダ、オーストリアなど世界各地で上演されている。マルガサリのためには『せみ』『ペペロペロ』『桃太郎』を作曲。
 
佐久間新(舞踊監修)
 インドネシア国立芸術大学の伝統舞踊科に留学し、その研鑽の成果はジャワで高く評価され、現地の様々な舞踊公演に出演。1998年にはプジョクスマン舞踊劇団(ジョグジャカルタ)の沖縄公演をコーディネートして成功させる。クラトン(王宮)の嘱託舞踊家として、クラトン主催公演にも多く出演。マルガサリとジョグジャカルタのプジョクスマン舞踊劇団に所属、いまもジャワの舞台にしばしば立っている。ジャンルを超えたダンス・コラボレーションを推進し、大西由希子とのユニット「カミス」などで新作を発表。
 


主催:マルガサリ
後援:大阪インドネシア共和国総領事館
協力:有限会社ナルナセバ、ブルーウェイ株式会社
一心寺シアター倶楽「平日愛の劇場」参加公演 / 関西元気文化圏参加事業

お問い合せ:マルガサリ Tel.090-4273-4550(西田)



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