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| 日時:2006年9月10日(日) 13:00開演(12:00開場) 場所:甲賀市碧水ホール |
| チケット:前売@2000 / 当日@2500 (学生前売@1000 / 当日@1500 / 小学生以下無料) |
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「戦いの手が止まって / 鬼の目を覗き込んだ時 今まで見たことのない / ふしぎなまなざしに / 惹きつけられてしまった」 |
| マルガサリ版「桃太郎」の意外な結末は、 | |
| 周到な計算の上でそうなったわけではない。 | |
| それはある日、ぼくのアタマのなかで閃いただけだ。 | |
| しかし、そうすることによって、 | |
| 「桃太郎」は、これまでと全く異なる意味をもち始めた。 | |
| というよりは、その改変の意味について考え込まざるを得なくなった。 | |
| 去年の第5場は、そのひとつの回答だが、 | |
| その解釈は今年は破棄されるだろう。 |
| 「桃太郎」を制作していて、どんどん気になったのは、オニの存在だ。 | ||
| 「桃太郎」におけるオニとはいったい何か。 | ||
| 従来の「桃太郎」では、オニは征伐される「他者」として描かれる。 | ||
| ほんとうにオニは他者なのだろうか? | ||
| ぼくは、自分のなかのオニを見つめたいと思った。 | ||
| だからといって、この「桃太郎」を近代の心理劇のようには、 | ||
| あるいは現代の寓話のようにはしたくない。 |
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| あくまで荒唐無稽なエネルギーをどこまでも、 | ||
| できるかぎり放射したいのだ。 | ||
| 中川 真 (なかがわ しん) マルガサリ代表 | ||
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